活動レポート
青空の下、高島工場に新しい目印ができました ―― ご来場の皆様が、迷わないために
■ 「近くまで来ていると思うのですが……」
高島工場に初めてお越しになるお客様や業者様(運送会社の方も含めて)から、必ずといっていいほど同じお電話をいただきます。
「近くまで来ていると思うのですが、どのように行けばいいですか?」
「大きな体育館が見えるのですが、入口はどこにありますか?」
判で押したように同じ言葉。それだけ、分かりづらい場所だということです。
理由ははっきりしています。高島工場はスポーツ施設と同一敷地内にあり、道路からは工場が見えないのです。
目印になるのは体育館だけ。
地図上では正しく着いているのに、そこから先が分からない。
そんな状況が長らく続いていました。
■ リスペクトを見に来る方が、必ず訪れる場所
高島工場は、当社の重要な製品である発酵エキスを製造している工場です。
野菜を洗い、切り、黒糖とともに漬け込み、長い時間をかけて抽出していく。
当社のものづくりの根幹が、この場所にあります。
ですから「リスペクトの事業を見てみたい」と工場見学をご希望いただいた際にも、ご案内するのは高島工場です。
言い換えれば、ここは当社を知っていただくための入口でもあります。
その入口が分かりづらいというのは、やはり申し訳ない。
看板の話は、そんな問題意識から動き出しました。
■ 風景になっていた、一本の看板
高島工場は、旧学校給食センターを再利用した施設です。
その敷地には、以前の施設で使われていた看板が、役目を終えたまま残っていました。ただ、長い年月ですっかり風景の一部と化していたのです。
どれくらいかというと、毎日そこで働いているスタッフでさえ、看板があることに気づいていなかったほど。
「そういえば、あれが使えるんじゃないか」。
設置の話は、そんなふうにして始まりました。
新しくゼロから建てるのではなく、すでにあるものに手を入れて、もう一度活かす。
規格外の野菜を無駄にせず使い切ることを大切にしてきた当社らしい、自然な発想だったのかもしれません。
なお、この議論の中ではロゴの刷新という話も並行して進んでいました。
そちらについては別の記事でご紹介しています。
ロゴ、新しくなります。──RTに込めた、変わらない想いと新しい風
このたび、リスペクトのロゴを刷新することになりました。
2026年7月から、ホームページや名刺、工場の看板や表札まで、少しずつ新しい姿に変わっていきます。
■ まず向かったのは、市役所でした
相談を受けてすぐ、私たちが最初に足を運んだのは市役所です。
景観条例に抵触しないか、看板設置にどんな手続きが必要か——そこを確認するためでした。
というのも、看板屋さんに依頼をする際も、真っ先に聞かれるのがこの点なのです。
「条例に引っかかっていませんか?」。
そこがクリアにならなければ、デザインの話にも工事の話にも進めない。
看板づくりは、まず行政への確認から始まるのだと知りました。
結果として、高島工場は国道からも外れた立地であることから、景観条例などの制限には該当しないことが確認できました。
極端な話、どんなデザインの看板でも問題ありませんよ——そう言っていただけたのです。
自由に決められる。けれどそれは同時に、「何を掲げるか」をこちらが自分で考えなければならない、ということでもありました。
■ 2工程の工事——削り、塗り、立てる
工事は、塗装工事と設置工事の2工程で進みました。
7月17日、塗装工事。
長く使われていなかった看板には、錆が発生していました。まずはその錆を削り落とすところから。
下地を整えたうえで、塗料を丁寧に塗っていただきました。
7月23日、設置工事。
サイド部分の色分け塗装なども含め、細部まで仕上げていきます。
そして関係者の皆さんが全員集まり、看板が立ち上がる瞬間を見届けました。
酷暑のなかでの作業でしたが、完成した看板を全員で見上げた時間は、忘れられないものになりました。
長く眠っていた看板が、こうして再び目を覚ましました。
■ 青空に映える、深いグリーン
出来上がった看板は、見上げるほどの高さがある、縦に長いかたちです。
色は、新たにコーポレートカラーに決まった深いグリーン。
鮮やかさで目を引く色ではありません。落ち着いていて、少し重みのある緑です。
派手に主張するのではなく、静かに佇む。その佇まいが、そのまま当社らしさになればと考えました。
文字は白抜きにしています。
濃い地色に白のコントラストは、遠くからでもはっきりと読み取れます。
上段にロゴと「RESPECT」、下段の白地には「リスペクト高島工場」と矢印を配し、
初めての方でも進む方向がひと目で分かる設計にしました。
上品さと、案内板としての分かりやすさ。その両方を成り立たせることが狙いでした。
実際に立ち上がってみると、周りに広がる田んぼの緑と看板の深いグリーンが、自然になじんでいました。
青空の下、遠くからでもすっと目に入ります。
かつては風景に溶けて誰にも気づかれなかった看板が、今度は風景になじみながら、きちんと目に留まる。
同じ「なじむ」でも、意味がまるで違うものになりました。
■ 記念すべき「看板1号」
当社のロゴが新しくなり、工場に初めて看板を設置しました。
新しいロゴに込めた想いがつまった、記念すべき【看板1号】です。
お客様をご案内する際の目印になるだけでなく、
看板を見るたびに従業員の気持ちも明るくなり、仕事へのモチベーションも高まります。
これからこの看板が、多くのお客様や地域の皆様に当社を知っていただくきっかけとなり、末永く親しまれる「会社の顔」になってほしいと思っています。
■ お世話になった皆様へ
最後になりますが、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
各種手続きにご対応いただいた高島市の各ご担当者様、看板のデザインをご提案いただいたリーフワークス様、
酷暑の中で作業を進めてくださった柴田塗料店様、サカモト工房様。
皆様のお力添えがあって、無事に完成いたしました。
本当にありがとうございました。
高島工場にお越しの際は、ぜひ新しい看板を目印にしてください。
もう「体育館が見えるのですが」とお電話をいただくことは、なくなるはずです。